
2026年08月31日,東京都台東区浅草橋に位置する浅草橋ヒューリックホール & ヒューリック カンファレンスで開催された “STORES Tech conf”へ参加してきました.本投稿では動機,プログラム概要,特に関心を持った展示,今後に向けて得た知見それぞれの項目により構成される参加記録を執筆します.
カンファレンス参加の動機・目的
昨年度に引き続き,STORES tech confへ参加させていただいた動機・目的は,AIエージェントkuroの導入にあります.私自身この一年でAI推進部署での長期インターンシップを初め,これまでの個人的な興味に基づく会計機材やデバイスの理解だけでなく,自身の業務にて活用されるAIエージェントの利用・活用にとどまらない内部構造的なスキルまでをキャッチアップしたいと考えたためです.また,昨年度参加での経験が強く自身の学習・業務の助けとなったことも再度の参加の理由としてあげられます.
プログラム概要
スピーカーセッション
- 13:00~13:10 開会式 hogelogさん (テクノロジー部門・VPoE)
- 13:10~13:50 Opening Keynote “World 2” ykpythemindさん(プロダクト統合本部)◎
- 13:55~14:15 “一人がチームになる、開発組織のフラクタル” kitapashiさん (プロダクト統合本部)
- 14:30~14:50 “プロトタイピング with デザインシステム”wattanxさん(プロダクト統合本部)
- 14:55~15:15 “プロダクトマネージャーはWorkd2 でどう越境し、価値を発揮するのか” marioさん (プロダクトマネジメント本部)
- 16:15~16:35 “案件の受付から要件定義・実装・テストまで、非エンジニアがAIと回すSalesforce開発” 杉山さん (BPR本部)
- 16:40~17:00 “STORES おまかせスタート” Shu Suzukiさん (エンジニア)
- 17:40~18:00 “World 2で、Workd 2のDatabaseを作る” Satomi Nishiyamaさん (プロダクト統合本部)
- 18:05~18:45 Closing Keynote “猫の手も借りたい” shiaさん (技術推進本部)◎
- 18:45~18:55 閉会式 藤村大介さん(CTO)
- 19:00~21:00 懇親会
ポスターセッション
- 答え合わせができないデータ分析AIエージェントをどう評価するか 小野 嵩征さん (データ本部)◎
- LLMに人の思考を憑依させて、自分にない視点を得る someziさん (プロダクト統合本部)
- AIによる大規模な管理画面を支えるコード生成 sushichan044さん (プロダクト統合本部)
- 測れるなら倒せる hogelogさん (テクノロジー部門・VPoE)
- 次世代のデリバリーを支えるための「妥協という」意思決定 tomottowkeyさん・kotetuさん (モバイル開発本部)
- BigQuery × 静的サイト × AIでデータアプリを量産する aiki Yougaiさん (データ本部)
- 「AIに任せても忙しいまま」から抜け出す nasaさん (プロダクト統合本部)◎
- Dev Platform 2 White-Greenさん (技術推進本部)
- 誰でもモバイルアプリを変えられる世界を目指して marcy731さん (モバイル開発本部)
- 分析エージェントを良質なコンテクストで育てるクエリのライフサイクル管理 Shota Satoさん (データ本部)
ブース展示
- みんなのFun◎
- Ask the ZINE Author
- オーナーさんのお菓子紹介
- オーナーさんの事例紹介
ミニセッション・ワークショップ等
- STORES CAFE for Women
- STORES CAFE for Students
- Rubyコミッターと話そう
- kuro展示◎
特に関心を持った発表・展示
Opening Keynote “World 2”

昨今の急速なAI技術の進化に伴い,急速に変貌と遂げるIT業界においてその組織構造と働き,あり方を改めて考えるOpening Keynoteでした.特に写真として乗せていただいた「開発組織のフラクラル」については自身もこの急速な変化の中で感じ,考えてきた「ITエンジニア総PM時代」という言葉とも通じ,深く共感しました.また,昨年度TechConfからも更に進んだ社内AI活用の概要もお聞きすることができ,とても興味深く感じました.
Closing Keynote “猫の手も借りたい”

自社AIえーじぇんとのkuroを導入する際の当初の目的と,唐突に始まるkuroの人事評価という意外性のある構成から,これまでkuroがエージェントしてどのように働いてきたのか,その目的は達成できたのか,今後も運用を続けていくのかというこれまでの実績を基にしたある意味では製品評価らしく,しかし一方では人事評価らしいkeynoteとなっていました.私はこれを通し,社内AIエージェントの立ち位置と役割,その意義を今一度見直しより良いものとして運用していこうという意識が感じられ自社でも今一度検討してみたいと感じました.
ポスターセッション “答え合わせができないデータ分析AIエージェントをどう評価するか”

このポスター展示では,私が今回の来場のきっかけとしたkuroの動作評価をいかにして行うか,またどの用に改善のアプローチを回していくかという点について記したものです.
これまで自社で評価を行ってくることのなかったAIエージェントの働きぶりをいかにして定義するかというテーマに対してログを用いた解析とその限界から評価をいかにして行うかという点から,その評価からどのような改善を行っていくべきかという点が示されていました.
ポスターセッション “「AIに任せても忙しいまま」から抜け出す”

こちらのポスター展示ではAIによって雑務だけでなく自身の仕事が効率化されるはずの一方,どうしてか人間の手間や体感の忙しさが減らないというテーマに対し,底力的視点からの分析と解析を行いその原因を洗い出したものになります.このテーマは私自身もインターンで部署配属当初に感じた課題であり,それを定量的に分析し取捨選択を行って解決した点において大いに自身の業務の参考になると感じました.特に,段取りの確認を消しワークフローに固めることでエージェントの動作安全性を担保しつつ自身の作業量を減らすアプローチは自分でも参考にしていきたいと感じました.
ブース展示 “みんなのFun”

こちらは昨年度のみんなのキーボードなどを拡張し,キーボードだけでなく書籍など個人個人の好きなものについての展示が見られるブースでした.また,来場者の好きなものを専用の付箋にかいて張り,展示を光星するワークショップ形式の展示もありとても楽しかったです!!
kuro展示

今回の来場目的でもあるkuroがいかにして業務に貢献しているか,そのフローをいかにして効率化し変容させていったかを知る事のできる展示となっていました.また,ポスター右側ではkuroがリアルタイムでこなしている業務とその進捗状況がスクリーンに表示され,ライブ感を持って展示を楽しむことができました.(写真は取り忘れてしまいました…)
まとめ
今回は,昨年度に引き続き参加した,STORES tech confについての参加レポートを記しました.今年度は昨年度とは異なり,迷いなく参加を決定しました.
また,自身も「自分のため」はもちろんのこと昨年度とは違う「仲間のため」に知見を持ち帰ろう,ものにしようという意識を持ってカンファレンスへ参加することで,昨年とはまた違うより運用や実務的な視点も含めて知識を吸収することができたと考えています.
特に,kuroの導入とそれに伴う社内の変貌やその評価・効果などのAIエージェント開発と運用の事例をここまで詳しく知ることのできる機会はほとんどなく,自身の中でも特に重要な知見として今後に活かすことのできるという実感があります.
最後に,本カンファレンスを開催・運営し学生支援を継続してくださったSTORES社の皆様に感謝申し上げます.来年度以降も開催がありましたらその際はぜひ参加させていただきたく存じます.ありがとうございました!