STORES tech conf 2025 “What would you do?”に参加してきました!

2025年11月26日,浅草橋ヒューリックホールにて開催されたSTORES Tech Conf 2025 “What would you do?”へ参加しました!本投稿では動機,プログラム概要,特に関心を持った展示,今後に向けて得た知見それぞれの項目により構成される参加記録を執筆します.

カンファレンス参加の動機

始めに,このカンファレンスの存在を10月04日に札幌にて開催された”技育CAMPキャラバン”で知りました.
技育キャラバンにご参加されていたSTORES社社員の方より,イベントと学生支援のご紹介をいただいたためです.
また,自分自身が従来より情報科学・工学系学生として決済基盤やPOSシステムなどに興味があったほか,同人活動にてこれらを導入する立場にもあったため技術を開発者の方々から直接知ることができてる点と,学生支援の存在により旅費が捻出可能になること点も合わさり応募,ご支援の採択をいただき参加をさせていただきました.

プログラム概要

本カンファレンスでは,会場2階大ホールにて行われるスピーカーセッションと3階で行われるブース展示,ポスター発表,ブース展示によって構成され,各々並行して進行していました.
以下にその概要を記します.また,末尾に◎がついているセッション・ブース・イベントは詳細を”特に関心を持ったプログラム”の節にて記します.

スピーカーセッション概要

スピーカーセッション実施時写真

ポスターセッション概要

ポスターセッション実施時写真

ブース展示概要

ミニセッション・ハンズオンワークショップ

特に関心を持った展示

スピーカーセッション ”なぜ,Rubyを今作り直すのか”

1995年に誕生し,今年で30周年を迎えた日本発プログラミン言語であるRubyの歴史からこれまでの仕様などをコミッターの笹川さんから直接お話していただけるというとても貴重な機会でした.特に,”Ruby は遅い”という評価に対してVMの実装により解決していくエピソードはエンジニアの底力を感じることができ非常に面白かったです.

スピーカーセッション “調理場で使うタブレット専用アプリをどうつくったか – STORES モバイルオーダー 実装の舞台裏”

これまで,アプリケーションからハードウェアにかかわらずサービス作成の際は実際の現場を見て作るべきだと教わってきました.
これは商業化されるサービスにおいても同様だと思われますが,今回の調理場における事例ではわれわれの想像と乖離する実情も多く,これらを各所の制限と調整しながら解決していく様子より今後の自分の開発にも役立つ事例を得ることができました.

スピーカーセッション ”その巨大CVS出力できますか?非同期処理のOutOfMemoryを乗り越える”

実際のアプリケーション開発の現場における失敗談という,なかなか聞くことのできない体験談より,詳細なトラブルシューティングの手順と復旧までの道筋について知ることができました.また、今後自分でサービスを開発しようと考えている私にとって,実際の大規模サービスにおける障害事例と発生から復旧までの流れはとても大きな学びとなりました.

ポスターセッション “レガシー端末でも快適! STORESレジのパフォーマンス改善”

電気電子工学出身の私にとって,サービスを開発する上でハードウェアスペックへの限界とシステムの軽量化というのは常に関心を抱いている分野となっています.特に,STORESをはじめとする他業種での利用が主軸となっているアプリケーションでは利用者が必ずしもコンピュータに詳しいわけではないため,いかに快適に利用できるかという点をパフォーマンス改善によって解決する事例はとても興味深く,面白い内容でした.

ブース展示 “みんなのキーボード”

現在,入力デバイスの研究を行っている私にとって関心分野ど真ん中かつ,入場当初から非常に気になっていたブースでした.
左右分割型の自作キーボードからHHKB Studioなどの既製品まで実際にエンジニアをはじめとする様々な方が使用されているキーボードを知ることができ,とても面白かったです!

STORES Cafe for Student

カンファレンスに参加した学生と新卒入社後1~3年目と人事の社員の方々による座談会でした.
実際にSTORESへ新卒入社された方々の生の意見や選考基準に関する情報など,就活においてとても重要なもののなかなか手に入らない情報を知ることができました.
また,学生側からの質問にもとても詳細に答えてくださりました.

まとめ

正直、はじめはSTORES Tech Conf 2025へ参加するかかなり迷っていました.学生支援不採択時の交通費の問題,論文執筆期間中かつ3日後に別件での東京渡航予定があり余裕のまったくない参加になる等懸念事項が多数あったためです.
しかし,機会を逃したくないという気持ちが強く,締め切り直前に思い切って申し込みました.
結果として,これまでにない様々な経験をすることができ,初のテックカンファレンス参加というだけではない特別なものを得ることができたため申し込んで良かったと強く感じました.

最後に,今回このようなカンファレンスを企画してくださり,学生支援を導入してくださった株式会社STORES及び協賛企業の方々,そしてこのカンファレンスと学生支援について教えていただいたmarcyさんとphayacellさんに感謝申し上げます.ありがとうございました!

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